三渓園~その4~ [自然公園・花見]
4回に分けてご紹介してきた三渓園。
今回で最後です。こうして紹介すると、改めて、スタンプ欲しさとはいえ、息子は良く歩いたもんだと思います。
さて、外苑へ出ると残りのスタンプ設置場所は5か所です。
まずは、園内で一番目立つこの建物「旧燈明寺三重塔」です。これも重要文化財に指定されています。
小高い丘の上に建っているのですが、息子が唯一自分で歩かず、抱っこで行った建物です。急な階段を登るルートを選択したので、これはやむなしですね。
次は、横笛庵。高倉天皇中宮建礼門院に仕えた横笛と平重盛の家臣滝口入道(斎藤時頼)との悲恋で有名な横笛の像が安置されていたという庵です。この像は、横笛が寺にこもり入道から送られた千束の恋文をもって己の像を作ったとされるのですが、第二次大戦中に失われてしまったそうです。
その奥に見えるのが、旧矢箆原家住宅の合掌造。
この建物は、岐阜県大野郡荘川村岩瀬(白川郷)にあったものをダム建設で湖底に沈むことになったので、1960年に三渓園に寄贈・移築されたものです。江戸時代宝暦年間に、飛騨三長者のひとりといわれた岩瀬の(矢箆原)佐助の家として飛騨高山の大工によって建てられたと伝えられています。
中では囲炉裏に火が焚かれていたりして雰囲気たっぷり。急な階段で屋根裏へも登れました。
その隣に建つのが、旧東慶寺仏殿です。
この建物も重要文化財です。元は、鎌倉の東慶寺にあった仏殿で、1907年に移築されました。 禅宗様の特色を色濃く残す数少ない建物だそうです。
最後の15番目のスタンプ設置場所だったのが、この旧燈明寺本堂です。
燈明寺は、現在廃寺になっていますが、近年まで京都府相楽郡加茂町に所在した日蓮宗の寺院です。寺伝によると、聖武天皇の勅願によって735年に開創されたといわれています。
この建物は、室町時代初期に建てられたと推定されています。1987年に三渓園に移築されました。
今回スタンプが設置されていた15棟は以上です。
9時の開園から始めて、全部見終わりお茶屋でかき氷を食べたのが12時ですから、ゆうに3時間。暑かったけど、なかなか楽しめました。
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